>> Excel VBA 基礎の基礎(1)
4-05 ステップ実行でプログラムの動きをチェックする
前回の「4-04 行・列を削除する際に注意すること」で使用した2つのコードを、ステップ実行してみましょう。ステップ実行をするとプログラムの動きがよくわかります。
まずは、エクセル本体をディスプレイの左側に、VBEをディスプレイの右側に配置して、両方の画面がよく見えるようにしてください。
メニューバーの [デバッグ(D)] をクリックしてください。
[ステップ イン(I)] という項目がありますので、これはクリックせずに、右の方に [F8] と表示されていることを確認してください。
これは [ステップ イン(I)] のショートカットキーが、[F8] キーであることを表わしています。
確認ができましたら、[Esc] キーを押して、メニューを閉じてください。
「Sub 行列を削除する際に注意すること_02()」(※正しいコード)の、[Sub~End Sub] の内側にカーソルを置いてください。(※[Sub~End Sub]の間であれば、どこでも構いません)
ディスプレイを見ながら、ゆっくりと [F8] キーを押していきます。
ステップ実行をすると、プログラムがコードの上から下に向かって順番に実行されていることが、よくわかります。そして、このプログラムが正常に動いていることも、よくわかりました。
「Sub 行列を削除する際に注意すること_01()」(※間違ったコード)の、[Sub~End Sub] の内側にカーソルを置いてください。(※[Sub~End Sub]の間であれば、どこでも構いません)
ディスプレイを見ながら、ゆっくりと [F8] キーを押していきます。
とびとびの複数の列を削除する場合は、ワークシートの右の方にある列から削除しなければならない理由がわかりましたね。コードは正しいはずなのに、正しい動作結果が得られない、そんなときはステップ実行を試してみてください。
ちなみに、ステップ実行を途中でやめる場合は、メニューバーの [実行(R)] - [リセット(R)] とクリックします。